光をこぼさぬように

春を前にした肌寒さの中、澄んだ朝の景色を眩しそうに眺めてカメラを向ける、やわらかな笑顔がとてもきれいだった。撮影の楽しさは一緒に作り出せるけれど、目の前の世界に出会って感じているときめき、切なさや希望…そんな心の中の輝きは繊細で。向けたカメラへの意識で邪魔して消してしまわないよう、願いを込めて声をかける。