贈り物を生きている

ダナンで早起きして朝焼けを見た。朝が来る前の神秘の世界で、息をのむほど綺麗に明けていった空。少しづつ人が海辺を歩き出す。朝という大きなくくりの中で、一日が普通の顔をして動き出す。振り向いた彼女は、半分いつもの朝の顔を取り戻しながら、半分は神秘の余韻を抱きしめていて、今日という一日が始まることの奇跡を感じさせてくれた。